「看護がもっと輝ける社会」をビジョンとして活動する学生団体『なないろ看ぱす』を取材しました。今回は2023年3月21日に武蔵野プレイス1階ギャラリーで開催された『看護の生き方展』を中心にインタビューさせていただきました。

『看護の生き方展』とは?
看護師資格を持つ社会人13名の十人十色なライフストーリーを巡ることができる展覧会です。それぞれのキャリアに関する生き方や想いについてインタビューを行い、その13名の生き方をポスターとして展示した参加型のオフラインイベントです。このイベントは学生団体『なないろ看ぱす』が企画から運営までを行いました。
なないろ看ぱすの活動内容を教えてください
なないろ看ぱす(以下、ななぱす)は「看護がもっと輝ける社会」をビジョンとして掲げていて、そのビジョンを実現するために「看護に関わる人のキャリアを自分らしくする」というミッションのもと活動しています。私たちは看護学生に注目しており、イベントの企画運営や記事作成、SNSなどでの情報発信を通して、自分らしいキャリアについて考えられるきっかけ作りを看護学生に提供できるよう活動しています。

運営メンバーはどのような方々で構成されているのでしょうか?

メンバーは全国のいろいろな学校に通っている看護学生で構成されています。ミーティングはオンラインで平日の夜や土日に行っております。参加してくれるメンバーはTwitter、Instagramなどを見てくれた学生がほとんどで、ななぱすのビジョンに共感していただいて、ありがたいことに一緒に活動したい!と思ってくれた学生達が参加してくれることが多いです
組織としての活動について教えてください
ななぱすは運営、企画部、広報部、人事部の4つの部門で構成されています。さらに企画部の中にはイベントグループ、記事グループ、Instagramグループの3つのグループがあり、イベントグループはイベント運営の取りまとめ、記事グループは活動を通した記事の作成、Instagramグループはイベント情報などの発信をするのが役割です。広報部は記事グループ、Instagramグループが作ったコンテンツをTwitter上で広報することやTwitterを通して外部の方々との関係を構築する活動を行っています。また、運営ではメンバーが活動しやすい環境を考えて整えていく活動もしております。
例えば、どうやって団体を存続させていくのか?ビジョンを実現させていくのか?を考え、各部署の目標を設定したり、道筋をつけたり、それぞれのメンバーがやりたいことができるように支えております。
『看護の生き方展』を開催するまでの過程で大変だったところはありますか?

個人の生き方を展示するということは簡単なことではなかったです。それぞれの人の生き方は多様なもので、生き方をインタビューで引き出して、一つのポスターにまとめることは非常に難しいものでした。ポスターを通してその方の生き方やメッセージを伝えられるように、メンバーで何度も確認しながら作成しました。一方、インタビューする方々へ『看護の生き方展』開催についてお伝えしてからはお力添えいただける方ばかりで着々と進行できました。
今回のイベントに対する思いを教えてください
ななぱすにとってオフライン開催は初めてだったので、今まで以上にこのメンバーで一緒に作っていきたいという特別な思いもありました。さらにインタビューに協力していただいた13名の方々が企画に賛同してくださり、応援もしていただき、また、インタビューもこころよく受け入れていただき、関わってた多くの方たちの思いも含めて届けたいという気持ちは強かったです。

開催後の感想はいかがですか?

開催当日は、どのくらいの人に来場していただけ るのか不安でしたが、44名もの方々が参加してくださって、嬉しい気持ちでいっぱいでした。インタビューを受けていただいた方々も参加してくださいました。参加してくださった方々の反応を見ると、私達が伝えたかったメッセージは届けられたと実感しています。 展示した13名のポスターに真剣に向き合ったり、積極的にワークにも参加したりする参加者の姿も多く見られました。運営メンバー内からも自分と向き合えるイベントだったという感想を多くいただきました。不安も多かったのですが、参加したみんなが幸せになれるイベントだったと思います。
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