
社会福祉法人湘南福祉協会
湘南病院(神奈川県)
主任としての役割を担うことで、技術面だけでなく患者さんへの接遇も重要なスキルであることを実感
指導者として自分の感情を冷静に保ちスタッフが話しかけやすい環境をつくる
看護師を目指した理由は、母をはじめ親族が看護師の仕事に就いていたこと、自分にも入院した経験があったためです。当時は母も湘南病院に勤務していたため、当院への就職を希望しました。入職後のローテーション研修で、内科病棟、精神科療養病棟、精神科急性期病棟を経て、現在は一般病棟に勤務しています。
新人時代を振り返ると、基本的な技術は集合教育とともに、現場ではプリセプターからチェックリストに基づき、一つひとつ丁寧な指導を受けられました。プリセプターは、いつも笑顔でやさしく接してくれて、お姉さん的な心強い存在でした。
私自身もこれまでに2回プリセプターを担当しましたが、お子さんがいる方と年上の方だったこともあり、話し方や接し方など指導の難しさを感じました。指導者として心掛けていることは、自分の感情を冷静に保つことです。自分の気持ちを安定させることで、スタッフが相談したいときに、話しやすいと思ってもらえる存在を目指しています。
以前は自分から学ぶ姿勢が求められ、新しい手技を学ぶときは、事前学習を行うことを求めていましたが、現在はできない部分を指摘するのではなく、できている部分をほめる声かけに努めています。ただ看護師は人の生命を預かる仕事なので、受け身ではなく自ら学ぶ姿勢を持つことを、実習時から身につけてほしいと思っています。

スタッフの接遇のスキルアップにつながる研修に取り組むことが目標
昨年の11月から主任としての役割を担い看護業務だけでなく、ベッドコントロ―ルや業務改善など病棟全体を管理することが求められています。さらに自分がお手本になる立場になり、技術面だけでなく接遇の大切さを改めて実感しています。
患者さんとの関係性が深まっても、言葉遣いや対応には注意を払うことが大切です。挨拶はもちろん、スタッフ同士の会話、物音や声の大きさなども接遇に含まれますし、私たち看護師の態度が病院の評価にもつながるため、今後はスタッフの接遇のスキルアップにつながる研修も充実させていきたいと思います。
幅広い年齢層のスタッフが在籍しているためさまざまな知識や技術を学べることが魅力
当院の魅力は、幅広い年齢層のスタッフがいることです。若手からはパワーをもらえていますし、ベテランの方からは手技の応用力や患者さんへの声かけや対応など、多くの知識・技術を学べます。
さまざまな病院で知識・技術を学ぶこともキャリアップの一つですが、一つの病院に長く勤務することも大事だと考えています。私がここまで続けてこられたことは、人間関係のよさ、働きやすさがあるからだと感じています。
当院は新卒者に対する指導は手厚く、時間をかけて育ててくれる環境があります。スタッフ全員が誇りをもって看護に取り組んでいますので、ぜひ一度、見学に来てください。

一般病棟 主任

病 院 概 要
■開設年月 1946年4月
■病床数 287床(一般病棟:60床 地域包括ケア病棟:57床 療養病棟:50床精神科病棟:120床)
■職員数(看護職員数) 335名(100名)
■看護方式 チームナーシング
■看護配置 13:1(一般病棟・地域包括ケア病棟)、15:1(精神科病棟)、20:1(療養病棟)
■勤務体制 二交替
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