📉2026年卒看護学生 [全国看護学校対象] 就職活動調査結果

DATABOX

大学・短大卒は早期就活によって国公立や大学病院へ安定して進む傾向にあります。一方で専門・高校卒は、実習先や奨学金ルートに支えられながらも、民間病院や地元への就職志向を強めています。また、両者ともに採用試験の早期化が進むなかで、学生への適切な進路指導やミスマッチの防止に苦慮しています。

入職先の病院区分、入職先のルート区分

受験前のアクション、受験の時期

在学中の学生から寄せられる相談

採用試験で必要と思われるもの

単願・併願の主な指導について

就活支援で工夫したこと・苦労したこと

● 附属病院就職志望の学生に他病院から内定をいただいた時の対応方法の指導や、保健師就職の選択肢を示すこと(大学)
● 4年生の個別支援希望者が4月~6月に集中するので、外部の病院管理職経験者と新卒応援ハローワークに支援を依頼した(大学)
● 実習に追われるあまり、看護観が醸成されないまま就活を迎える学生が多い(大学)
● 本来なら学生自身が実施する手続きや確認を保護者がしており、保護者から苦情が入るケースがある(大学)
● 保護者が入学前に既に奨学金申請をしていることがあり、後々学生が本当は違う病院に行きたいと悩むことが多くある(専門)
● 僻地という土地柄もあり、都会の有名な病院へ夢も抱き、その学生の力量を超えたブランド志向の学生もいる。指導しても聞かずに就職し、半年後には転職しているケースが毎年ある。ミスマッチで入職してから困難さを抱かせてしまうことが心苦しい(大学)
● AIを用いた作文・小論文が巧妙化しており、学生自らの作成かどうかを見分けることが難しい(専門)
● 郵便で書類を送ることを経験していない、手書きの書類作成に時間がかかる等、今の時代に合わせた学生への指導(専門)
● 集団のガイダンスでは学生自身が必要性を感じないと情報が入らないため、個別指導に切り替えた。多重のタスクを課すと処理ができないため、細かく区分けし面談回数を増やした(専門)
● ドラマの影響か急性期に関心を持つ学生が増えた。適性がない学生にはゆっくりと進んでいけるところを勧めても聞き入れない。結局、就職してからの早期離職につながっている(専門)
●「志望動機がない」と学生に言われるとどう指導してよいかわからない(専門)
● 内定がなかなかいただけない学生に対する指導、支援(メンタル的なことも)に困ることがある(専門)
● 新設校で就職や進路に関する過去のデータがないため、いつからどう動くか、エントリーの方法や試験対策など不足情報が多く苦労している(高校)

採用試験について等、病院への意見・要望

● 今年度の新卒に求める姿・働き方・病院が見ているポイント(面接での質問の意図)などを知りたい(大学)
● 採用試験の結果は早めに学生へ連絡してほしい。1週間以内がベストだと感じる(大学)
● 採用試験を平日にする際には、学生の授業や実習との兼ね合いで複数候補を提示してもらいたい(大学)
● 二次募集以降の実施計画を早目に知りたい(大学)
● 選考試験早期化を止めてほしい。3年生の領域別実習が終わる前に学生が応募先を絞るのは難しく、十分に調べないまま応募し、入職後にミスマッチが増えると新卒入職でつまずいてしまう恐れがある(大学)
● 成績表や卒業見込み証明書は大学の都合で4月以前には発行できないため、第1回の採用試験を受験できない学生が出てしまう。これらの書類は、「一旦現状で提出、後日再提出可」としていただきたい(大学)
● 2月末まで実習があるためこれ以上の早期化は控えてほしい(大学)
● 学生の看護観が定まらないまま就活となる学生もいるため、これ以上の早期化は避けていただきたい(大学)
● 併願受験をオープンにしてほしい。これ以上の採用試験早期化を控えてほしい(大学)
● 補欠合格者に課されている、補欠合格保留期間の短縮(大学)
● 1回目の採用試験受験後に、「2回目の採用試験の合否結果と一緒に出す」と病院から変更を言われ、当初の予定より合否結果を一カ月半長く待つことに。面接で第一希望と伝えたため、その期間、他の病院を受けることを躊躇する状況となった。不合格だった場合、受験できる病院が限られ、学生にとっては不利になる。合否結果を待つ間就活を停止させるような状況が生じたので、以後配慮していただきたい(大学)

2027 卒をはじめとした、今の学生の傾向

● 年々入試のハードルが下がり、学力レベルや意欲が下がっていると感じる(大学)
● 地元志向が強く、 採用試験に落ちたくないという思いが強い(大学)
● 広く情報を収集する学生が減少した(大学)
● メンタルや体調面に不安がある学生が増えた(大学)
● 親を安心させたいという理由でネームバリューのある病院を選ぶ傾向がある(大学)
● 高度急性期・急性期でキャリアをスタートしたい学生が大多数だったが、 ここ1~2年で、 より
自分に合った病院や長く働くことを考えた病院選択をする学生が増えてきた(大学)
● 就活の時期が早まり動き出しが早くなっている一方、国家試験の取り掛かりは遅くなっている
様子が伺える(大学)
● 準備が遅く、 主体的に動けない学生が増えた。 オンライン応募が増えたためか準備が期限間
際なことが多く、 ネットの情報を見て履歴書を書いている(大学)
● 志望先選びにおいて患者目線が無く「自己都合」視点でのみ考える学生が増えている。その
ため「選び方がわからない」という相談を受けることが多い(大学)
● 就職先を決める際に、対面見学やインターンシップへの参加、家族と相談する件数が増加して
いる(大学)
● 看護職の募集人数が例年と比べ減少傾向にあり 人気の病院に応募が集中している(大学)
● 自主的に行動できる学生が減っている(短大)

● 対  象 : 全国の看護学校
● 調査内容 : 2026年3月卒業の看護学生の就職活動について
● 調査方法 : アンケートを郵送し、W E B・メール・F A Xにて回答受付
● 調査期間 : 2026年3月27日~2026年5月13日
● 有効回答数 : 201校
■調査元:文化放送ナースナビ

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文化放送ナースナビ編集部」
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