
厚木佐藤病院(神奈川県)
知識・技術を備えた看護師としてだけでなく、人間としても成長してほしい
地域に根ざした医療と看護を提供し入院から退院までの継続的なケアを実践
当院は、急性期から慢性期、在宅医療まで、地域に密着した病院として包括的な医療を提供しているケアミックス病院です。また、精神科を有し、迅速な診断と治療に当たるとともに、リハビリテーションも行える病院として、厚木市だけでなく地域外からも患者さんを受け入れています。さらに認知症疾患センターを開設し、認知症治療病棟では適切な治療とケアを実践しています。
法人内には老人保健施設、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅介護施設などがあり、入院から在宅までの継続的なケアにも力を入れ、地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいます。

カルガモ方式とパートナーシップで先輩から基本的な知識・技術を学ぶ
看護部では専従の教育担当看護師を設け、看護部教育科として独立させています。教育の柱となるクリニカルラダーに沿って、1年目から段階別のプログラムを用意。入職1カ月目の集合研修では、技術チェックを中心にきめ細やかな指導を行います。
2カ月目のローテーション研修は、急性期病棟や地域包括ケア病棟など全診療科を経験します。その後、部長面接を経て5月後半から各病棟へ配属となります。
新人教育体制では、カルガモの親子のように連れ添って指導を受けるカルガモ方式を導入し、基本的な知識・技術を身につけます。また新社会人としての基本を学ぶ、同期の多職種との研修も年3回開催しています。現場では1年間かけてパートナーシップ・ナーシングで先輩とケアを行います。教育の特徴は時間をかけて育てることで、夜勤も1年間かけて独り立ちを目指します。
2年目以降もメンバーシップ研修、リーダーシップ研修などレベルアップしていきます。また、専門性を高めたい人には、認知症ケア専門士の資格取得や管理者研修コースへのサポートもあります。
病院選びは病院の規模や機能だけでなく、福利厚生も大切なポイントです。当院では家賃補助、2年目以降のリフレッシュ休暇7日間、子育て支援など、長く働ける環境を整えています。
幅広い疾患への知識を身につけるため学生時代には解剖生理学を学んでほしい
当院は疾患別ではなく病棟は経過別に分かれているため、複合的な疾患に対応できるさまざまな知識が求められます。患者さんの観察やアセスメントを確実に行うためには、解剖生理学や疾患への理解を深めることが必要です。
私たちが皆さんに期待することは、看護の知識・技術の習得だけでなく、人間として成長してほしいということです。看護師は患者さんの尊厳を守る、接遇力を高める、協調性をもつ、後輩への指導力を身につけるなど、人間性を高めていくことが求められます。
当院では看護師としてだけでなく、人間としても成長できる職場づくりを目指していますので、ともに学び成長していきましょう。

看護部長
認知症ケア専門士

病 院 概 要
■開設年月 1983年1月
■病床数 184床
■職員数(看護職員数) 332名(146名)
■看護方式 チームナーシング方式(受け持ち患者制 併用)
■看護配置 一般病床 48床(10:1/25:1)、地域包括ケア病棟43床(13:1/25:1)、医療療養病棟39床(20:1/20:1)、精神病床54床(20:1/25:1)
■勤務体制 二交替制
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